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Gum 16
超新星残骸、散光星雲(e) ほ座の超新星残骸
Vela Supernova Remnant
ほ座
                
視直径:  光度: 

撮影メモ ほ座に広がる南天の散光星雲です。
85mmレンズにHαフィルターを使用して撮影し、HαHαGB合成しました。
Gum12は直径30°にも及ぶ巨大な星雲で260万年前の超新星残骸とされていますが、Gum16はその北端にあり1万年前の超新星爆発の残骸とされ「ほ座の超新星残骸」と呼ばれています。ちょうど「はくちょう座の網状星雲」の様なフィラメント構造を持っています。ただしGum12とはたまたま同じ方向に見えているだけの様です。

この時期としてはよく晴れ透明度もまずまずでした。星雲の濃い部分は良く写りましたが、低空のためフィラメント構造の部分はなかなか写ってくれません。
また星雲西側部分が視野から若干はみだしてしまいました。それでも「ほ座の超新星残骸」らしき姿が捉えられたと思います。
南中時の視野下端の高度は約6度です。(視野角は198'x263')

フルサイズの大きい画像はこちらです。(Full size image is here) 
撮影データ PENTAX FA☆85mmF1.4[IF]
Hα=F2.8、GB=F4
ビットランBJ32L冷却CCDカメラ
Hαビニング無し、GBビニング2×2、冷却温度−20度
Hα=10mx7,G=3m,B=3m(Hαフィルター、LRGBフィルターtypeU使用)
撮影日:2010年02月21日22時02分〜23時13分(Hα)
     2010年02月21日23時18分〜23時26分(GB))