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Gum 16
Gum14〜Gum18
超新星残骸、散光星雲(e) ほ座の超新星残骸
Vela Supernova Remnant
ほ座
                
視直径:  光度: 

撮影メモ ほ座に広がる南天の散光星雲群です。
50mm標準レンズにHαフィルターを使用して撮影し、HαHαGB合成しました。
なかなか低空まで透明度が高い日がなく、この日は3月としては透明度が良い方ででしたが、撮影中に薄雲が通過しついには曇ってしまいHα画像を十分撮影できなかったために写りはあまり良くありません。(撮影時の高度は画像下端で5〜6度です)
Gum12は直径30°にも及ぶ巨大な星雲で260万年前の超新星残骸とされていますが、Gum16はその北端にあり1万年前の超新星爆発の残骸とされ「ほ座の超新星残骸」と呼ばれています。ちょうど「はくちょう座の網状星雲」の様な淡く繊細な構造を持っています。ただしGum12とはたまたま同じ方向に見えているだけの様です。
この画像でも250'程度の広がりが確認できます。(視野角は336'x446')

この星雲を自宅から撮影できるとは思っていなかったので大きな驚きです。
北側にはGum14(RCW27)、Gun15(RCW32)、Gum17(RCW33)、Gum18(RCW35)が見えています。
撮影データ PENTAX M 50mmF1.4
Hα=F2.8、GB=F4
ビットランBJ32L冷却CCDカメラ
Hαビニング無し、GBビニング2×2、冷却温度−20度
Hα=10mx4,G=2m,B=2m(Hαフィルター、LRGBフィルターtypeU使用)
撮影日:2009年03月15日20時13分〜20時53分(Hα)
     2009年03月18日21時00分〜21時05分(GB)