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NGC6188 NGC6164&65
Gum 53   Gum 52
散光星雲(e) Rim nebula
さいだん座〜じょうぎ座
                
視直径:NGC6188  :【20'x12'】
      NGC6164&65:【6'】
光度: 

撮影メモ さいだん座に広がる南天の散光星雲です。
85mm標準レンズにHαフィルターを使用して撮影し、HαHαGB合成しました。
V字形に広がった大きな星雲がNGC6188です。
この時期としては低空まで透明度は良かったのですが、写野下端で4度以下と超低空のためあまり写りは良くありません。
この星雲の南端部分は明暗の星間物質が入り組んでいて星誕生領域としても有名です。条件の良いときにもう少しアップでねらってみたい対象です。
また視直径は20'x12'となっていますが、どう見ても100'は有りそうなのでこのデータは南端の最も明るい三角形部分のサイズだと思います。別名Rim nebulaからも分かるようにこの明るい縁からきています。
GumカタログではGum 53、RCWカタログではRCW 108です。(視野角は263'x198')

また画像中央付近にある、星が斜めに3つ並んだ様な小さな星雲はじょうぎ座の NGC6164&65でGumカタログではGum 52(RCW107)です。
真ん中の星から放出されたガスが両側に分かれて見えているため別々の番号が付いています。以前は惑星状星雲に分類されていましたが、現在はEmission nebulaとなっています。
撮影データ PENTAX FA☆85mmF1.4[IF]
Hα=F2.8、GB=F5.6
ビットランBJ32L冷却CCDカメラ
Hαビニング無し、GBビニング2×2、冷却温度−15度
Hα=10mx6,G=2m,B=2m(Hαフィルター、LRGBフィルターtypeU使用)
撮影日:2009年04月28日25時25分〜26時25分(Hα)
     2009年04月28日26時43分〜26時49分(GB)