ポンス・ブルックス彗星
   
12P
 Comet Pons-Brooks  
撮影データ共通
 
Orion ED80T CF fl.480mm F6
KASAI ED屈折用Field Flattener2
OPTOLONG CLS-CCD Filter
EOS 6D HKIR改造
RStacker ダーク、フラット補正
Stellaimage8,9 RAW現像、コンポジット、階調処理
N↑

2024年04月12日
19時35分〜19時40分
ISO-4000
露出10秒x26 メトカーフコンポジット 
光度:約4等  
前回の撮影から2週間経ち、彗星はおひつじ座にいて木星がすぐ近くで輝いていました。
4月3日にバーストを起こして、1等級ほど明るくなったとのことですが、低高度のため市街光の影響や電線などの障害物もあり、ダストテイルが分かる程度です。
撮影時の高度は7-8度でした。
4月21日の近日点通過に向けてさらに高度を下げていき、日本からは見えなくなります。

原版を約1/3にリサイズ後トリミングしました。

トリミング無しの大きい画像はこちらです。(Large image is here)
2024年03月29日
19時32分〜19時43分
ISO-4000
露出20秒x30 メトカーフコンポジット 
光度:約5.2等  
今回はGS-200RCを使って撮影しました。
彗星像は拡大されましたが、透明度があまり良くなかったこともあり、市街光の影響でむらも目立ちます。(トリミングなし)
またイオンテイルの写りも2日前の80mm屈折の方が良かったです。
もうしばらくすると日本からは観測できなくなります。

大きい画像はこちらです。(Large image is here)

※この画像のみ
Kasai GS-200RC
Kasai ED屈折用 0.8xReducerU fl.1299mm F6.4
OPTOLONG CLS-CCD Filter
EOS 6D HKIR改造
2024年03月27日
19時28分〜19時39分
ISO-4000
露出20秒x30 メトカーフコンポジット 
光度:約5.2等  
前回の撮影から11日経過しました。現在さんかく座とおひつじ座の境界付近を移動中です。
この日は透明度も良く月明かりの影響もなくなったこともあり、以前に比べ明るく感じました。
近日点通過に向って順調に増光しているようです。市街光の中でもダストテイルとイオンテイルがはっきりとわかります。
イオンテイルはもっと長く伸びていそうですがこの条件下では厳しいです。
原版を約1/3にリサイズ後トリミングしました。

トリミング無しの大きい画像はこちらです。(Large image is here)
2024年03月16日
19時14分〜19時26分
ISO-4000
露出20秒x30 メトカーフコンポジット 
光度:約5.8等  
ポンス・ブルックス彗星が夕方の西天低く見えています。
1812年にポンが発見し、1883年にブルックスが再発見した彗星です。
前回1954年以来70年ぶりの回帰となります。現在うお座を移動中で光度は約5.8等です。
しかしエメラルドグリーンのコマはよく分かるものの、この光度では月明かりと市街光のなかに埋もれてしまい尾の写りは悪いです。
今後4月21日の近日点通過まで4等級台まで増光する予定ですが、次第に光度を下げていくので条件はかなり厳しくなりそうです。
原版を約1/3にリサイズ後トリミングしました。

トリミング無しの大きい画像はこちらです。(Large image is here)