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ルーリン(鹿林)彗星
  
C/2007 N3  Comet Lulin  
撮影データ共通
 
BORG 76ED(7.6cm屈折fl500mm)
レデューサー使用(F4.1:fl315mm)
ビットランBJ32L冷却CCDカメラ
Lビニング2×2、RGBビニング2×2
LPS−P1フィルター使用
カラー画像はこちら

2009年03月15日
19時24分〜19時43分
L=1mx18
冷却温度−20度
  光度:約7.2等 
地球から遠ざかっているためここ10日ほどで急速に暗く・小さくなりましたが、ダストテイルはまだ十分伸びています。右上の星は5.2等。
現在ふたご座にいますが、この先一段と暗くなっていきます。
2009年03月04日
22時46分〜23時02分
L=1mx16
冷却温度−20度
  光度:約5.5等 
久々に晴れたので撮影しましたが、月齢7の月明かりの影響で多少コントラストが落ちました。
イオンテイルは目立たなくなりましたが、ダストテイルは健在の様です。
この画像でも視野外まで伸びているのが確認できます。
現在しし座からかに座に入り、この後プレセベ星団の近くを通過していきます。
2009年02月21日
23時39分〜56分(L1)
24時05分〜22分(L2)
L1,L2=1mx16
冷却温度−20度
  光度:約5等 
2/24日の地球最接近まであと3日とになり、順調に増光し、尾も立派になってきました。
太いダストテイルと激しくうねるイオンテイルが両側に出ていて活動が活発なのが伺えます。
この先おとめ座からしし座に入り土星のすぐ南を移動していきます。
L1(左),L2(右)の2枚画像をモザイク合成しました。
2009年01月28日
05時21分〜05時43分
L=1mx20
冷却温度−20度
  光度:約6〜6.5等 
久しぶりの晴天となり20日ぶりで撮影できました。
高度も上がり見やすくなってきました。
現在地球に近づきつつあるためコマはだいぶ大きくなってきました。イオンテイル、アンチテイルとも細長いながら、ほぼ真っ直ぐに視野外まで伸びています。
2009年01月08日
05時30分〜05時51分
L=1mx20
冷却温度−20度
  光度:約6.5〜7等 
2007年7月11日に台湾のルーリン(鹿林)天文台で発見された彗星です。
1月10日に近日点を通過し、2月24日に地球に約0.4天文単位まで接近し、約4〜5等の肉眼彗星になると期待されています。
現在てんびん座にいますが、地球最接近のころはしし座にいて土星と並んでいる姿が見られるはずです。
順調に増光している様でイオンテイル、アンチテイルが伸びているのが確認できます。
今後が楽しみですが、この先日本海側は天気が期待できないのが残念です。