火星
太陽系第4惑星
Mars
撮影データ共通
↓N
INTES ALTER-7(18cmマクストフカセグレンf1800mm)
VIXEN SP-DX赤道儀
Imaging Source社 DFK21AU04 カラーCCDカメラ
フレームレート 30フレーム/sec
カサイ 2.5xバローレンズにて撮影
Registax5.1、ステライメージ7にて画像処理
原版を150%拡大
2020年11月12日〜24日
視直径: 18.0"〜15.7"
光度 : -1.8等〜-1.4等
中央経度: 68゚〜329゚
中央緯度: -24゚
輝面比 0.96〜 0.94
11/12のダストストリーム発生直後から、11/24までを1枚にまとめてみました。
ダストストリームの拡散の経過がよく分かります。
2020年11月24日
20時21分
1/76sec x 4000フレーム(134sec)
1282フレームをスタック
視直径: 15.7"
光度 : -1.4等
中央経度: 329゚
中央緯度: -24゚
輝面比 0.94
前回の撮影から8日ぶりに撮影しました。
時々雲が通過しシーイングはかなり悪かったです。
南半球と子午線の湾はダストストリームの影響で霞んでいて模様が見づらいですが、大シルチスあたりはまだはっきりとみえています。
2020年11月16日
19時17分
1/76sec x 4000フレーム(134sec)
2106フレームをスタック
視直径: 17.2"
光度 : -1.6等
中央経度: 27゚
中央緯度: -24゚
輝面比 0.95
さらにその2日後になると、ダストストリームは広範囲に拡散していきました。
まるで絵の具で塗りつぶしたように模様が変わっています。
但し今回のダストストリームは火星全体を覆うまでには成長しないと見られています。
2020年11月14日
19時03分
1/91sec x 4000フレーム(134sec)
1917フレームをスタック
視直径: 17.6"
光度 : -1.7等
中央経度: 42゚
中央緯度: -24゚
輝面比 0.96
前回の撮影から2日後になると、ダストストリームは稲妻状になって周辺に広がりました。
2020年11月12日
19時36分
1/91sec x 4000フレーム(134sec)
2009フレームをスタック
視直径: 18.0"
光度 : -1.8等
中央経度: 68゚
中央緯度: -24゚
輝面比 0.96
最接近から1か月以上たち遠ざかりつつある火星に大規模な砂嵐(ダストストリーム)が発生しました。
シーイングは安定していて、撮影中のライブ画像でも妙に明るい部分があるのに気づきました。
この画像ではオーロラ湾付近でハート形に明るく輝く様子が見られます。
2020年11月05日
19時42分
1/91sec x 4000フレーム(134sec)
1994フレームをスタック
視直径: 19.3"
光度 : -2.0等
中央経度: 133゚
中央緯度: -23゚
輝面比 0.97
最接近から1ヵ月経ち、火星観望も終盤になります。まだ視直径も大きく、明るいので条件さえ良ければ十分に楽しめます。
この日はシーイングはそれほど悪くはなかったのですが、風が強い影響で微振動が多かったです。
2020年10月27日
21時49分
1/109sec x 4000フレーム(134sec)
1921フレームをスタック
視直径: 20.8"
光度 : -2.3等
中央経度: 245゚
中央緯度: -22゚
輝面比 0.99
同一夜の2時間近く後の画像です。
キンメリア人の海からチュレニーの海とそれに続く大シルチスの一部が見えています。
2020年10月27日
19時53分
1/109sec x 4000フレーム(134sec)
2047フレームをスタック
視直径: 20.8"
光度 : -2.3等
中央経度: 216゚
中央緯度: -22゚
輝面比 0.99
この日のシーイングはここ最近ではましなほうでした。キンメリア人の海が中央に見えています。
2020年10月20日
21時10分
1/120sec x 4000フレーム(134sec)
2129フレームをスタック
視直径: 21.7"
光度 : -2.5等
中央経度: 297゚
中央緯度: -21゚
輝面比 1.00
この日はシーイングも比較的安定していました。大シルチスがほぼ中央に見えていて、ようやく火星らしい姿に出会えました。
2020年10月15日
22時19分
1/120sec x 4000フレーム(134sec)
2004フレームをスタック
視直径: 22.2"
光度 : -2.6等
中央経度: 358゚
中央緯度: -21゚
輝面比 1.00
同一夜の2時間あまり後の画像です。
高度が上がるにつれシーイングも安定してきて、細かい模様もはっきりと分かるようになりました。
2020年10月15日
19時58分
1/120sec x 4000フレーム(134sec)
2012フレームをスタック
視直径: 22.2"
光度 : -2.6等
中央経度: 323゚
中央緯度: -21゚
輝面比 1.00
火星がうお座で衝となりました。最接近から10日程経ちましたが、むしろ今頃が模様も見易く観望好機と言えます。
ただ高度がまだ30度を超えたばかりで、シーイングはあまり良くありませんでした。
大シルチスからサバ人の湾、子午線の湾がはっきりと見えています。
2020年10月6日
22時02分
1/109sec x 4000フレーム(134sec)
2128フレームをスタック
視直径: 22.6"
光度 : -2.6等
中央経度: 73゚
中央緯度: -20゚
輝面比 1.00
ついに火星は最接近を迎えました。
シーイングは比較的安定していました。
今月いっぱいは視直径も20"以上をキープするのでしばらくは観望好機が続きます。
オーロラ湾から太陽湖が見えています。
今回は準大接近となりますが、次に今回位に接近するのは13年後となります。
2020年10月2日
23時19分
1/120sec x 4000フレーム(134sec)
2033フレームをスタック
視直径: 22.5"
光度 : -2.5等
中央経度: 127゚
中央緯度: -19゚
輝面比 0.99
最接近まであと4日となり、ほぼ円形となりました。高度は54度ありましたが、シーイングはあまりよくありませんでした。
太陽湖からシレーンの海が見えています。
また下側にオリンポス山がかすかに分かります。
2020年9月8日
21時56分
1/91sec x 4000フレーム(134sec)
2092フレームをスタック
視直径: 20.0"
光度 : -2.0等
中央経度: 322゚
中央緯度: -18゚
輝面比 0.94
最接近まであと1ヵ月となり、視直径も20"を超え、いよいよ観望好機の到来ですが、天候がすっきりしません。この日は高度もまだ 23度台でシーイングもあまり良くありませんでした。
大シルチスからサバ人の湾、子午線の湾のあたりが見えています。
2020年8月18日
24時52分
1/76sec x 4000フレーム(134sec)
1870フレームをスタック
視直径: 16.9"
光度 : -1.5等
中央経度: 199゚
中央緯度: -18゚
輝面比 0.89
この日はシーイングはわりと安定していました。高度も40度を超えるとさらに安定してきて表面の模様もはっきりとわかるようになります。キンメリア人の海、小シルチスが見えています。
2020年8月9日
24時26分
1/60sec x 3600フレーム(120sec)
1234フレームをスタック
視直径: 15.7"
光度 : -1.3等
中央経度: 278゚
中央緯度: -19゚
輝面比 0.88
10月6日に最接近を迎える火星は現在うお座にいます。今回は2年前の大接近には及ばないものの視直径22.6"まで大きくなります。条件も良く今後が楽しみです。
高度がまだ30度と低く、シーイングもよくなかったのですが、白い南極冠と大シルチスが見えていたので撮影しました。
多少シャープさに欠けますが、模様は分かります。